花図鑑

紅焔 Kouen

写真:紅焔
品種名
紅焔 / Kouen
系統
早咲き大輪系
咲き方
上向き・万重
花びらの形
車形・6~8枚花弁
花期
4月下旬~10月上旬
花の色
濃桃/桃
農薬散布の有無
香り
大きさ
8cm~15cm
剪定時期
1月中旬・5月中旬・8月上旬
作出年
2023年
作出者
佐々木正
作出国
日本(群馬県富岡市)

育種家 関口さんのコメント

ピンク系の大輪の中での代表品種’ドクターラッペル’の枝替わり(突然変異)。
濃淡のピンクが絞り模様になる万重咲きが特徴で、そこから炎の揺らぎを
連想したことをきっかけとして、紅焔の名前の由来へと繋がった。
(紅焔は太陽の表面に現れる火柱’プロミネンス’の日本語名)
ドクターラッペルの花付きの良さと丈夫さを兼ね備えており、初心者でも育てやすい。

立ち枯れ病耐性:☆☆☆☆(やや強い)
うどん粉病耐性:☆☆☆☆(やや強い)

育種家 関口さんのプロフィール

写真: 育種家 関口さん

関口雄二(はなせきぐち)さん

有限会社はなせきぐち専務取締役 育種家 関口 雄二
クレマチスで著名な園芸研究家金子明人氏との出会いをきっかけにクレマチスの蒐集を始め、新旧問わず300品種以上を栽培・研究。
クレマチスの育種は学生時代から始めており、2025年時点で20種類の新品種を創出している。
低・無農薬で育つ丈夫な品種を作り出すことを目標としており、従来より長期間咲く新品種は愛好家からの評価が非常に高い。
クレマチスの他にシクラメンやオステオスペルマムの育種も行う。
父親で有限会社はなせきぐち代表の関口政行は世界で累計1億鉢の販売実績を誇り、オステオスペルマムの名をガーデニング界に広めたPW(プルーブンウィナーズ)ジャパンのオステオスペルマム’シンフォニー’シリーズの育種者。

ぐんまフラワーパークのクレマチスについて

クレマチスは古くから「つる植物の女王」と呼ばれ、バラと共にガーデンを彩る花として愛されています。近年では、四季咲き性が強く丈夫で、1年の間に2~3回咲いてくれる花が好まれるようになり、その希望を満たす品種も段々と増えてきました。ですが、やはりガーデニングの王様であるバラと比べてしまうと専門家が少なく、また専門家が監修する植物園はとても希少です。ぐんまフラワーパークでは、そんな希少な専門家とガーデナーが話し合い、新しい品種はもとより、突出した魅力で長年愛される品種も含めて、丈夫で良く咲くクレマチスを選び抜いて植栽しています。春は勿論ですが、それ以外の季節でもクレマチスを楽しんでいただき、よりクレマチスの良さを知っていただけたらと思います。

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