花図鑑

セム Semu

写真:セム
品種名
セム / Semu
系統
遅咲き大輪系(ジャックマニー系)
咲き方
横向き・一重
花びらの形
パラシュート型・4~6枚弁
花期
5月中旬~10月上旬
花の色
青紫
農薬散布の有無
香り
大きさ
6cm〜12cm
剪定時期
1月上旬・6月上旬・8月上旬
作出年
1981年
作出者
Uno Kivistik
作出国
エストニア

育種家 関口さんのコメント

横向きで咲くキキョウのような花姿の強健種。
普通のジャックマニー系は1節につき2~6輪の蕾を付ける多花性系統だが、
セムは最高12輪の蕾をつける超多花性品種。(10節伸びたら120輪。)
一番花の開花時期は5月中旬頃でバラとのコンビネーションには最適。
枝もしなやかで比較的折れにくく誘引しやすいが、絡みつきは強めなので
強風が吹いたときは新芽を絞めつけてないか注意して観察すると良い。

立ち枯れ病耐性:☆☆☆☆☆(非常に強い)
うどん粉病耐性:☆☆☆(普通)

育種家 関口さんのプロフィール

写真: 育種家 関口さん

関口雄二(はなせきぐち)さん

有限会社はなせきぐち専務取締役 育種家 関口 雄二
クレマチスで著名な園芸研究家金子明人氏との出会いをきっかけにクレマチスの蒐集を始め、新旧問わず300品種以上を栽培・研究。
クレマチスの育種は学生時代から始めており、2025年時点で20種類の新品種を創出している。
低・無農薬で育つ丈夫な品種を作り出すことを目標としており、従来より長期間咲く新品種は愛好家からの評価が非常に高い。
クレマチスの他にシクラメンやオステオスペルマムの育種も行う。
父親で有限会社はなせきぐち代表の関口政行は世界で累計1億鉢の販売実績を誇り、オステオスペルマムの名をガーデニング界に広めたPW(プルーブンウィナーズ)ジャパンのオステオスペルマム’シンフォニー’シリーズの育種者。

ぐんまフラワーパークのクレマチスについて

クレマチスは古くから「つる植物の女王」と呼ばれ、バラと共にガーデンを彩る花として愛されています。近年では、四季咲き性が強く丈夫で、1年の間に2~3回咲いてくれる花が好まれるようになり、その希望を満たす品種も段々と増えてきました。ですが、やはりガーデニングの王様であるバラと比べてしまうと専門家が少なく、また専門家が監修する植物園はとても希少です。ぐんまフラワーパークでは、そんな希少な専門家とガーデナーが話し合い、新しい品種はもとより、突出した魅力で長年愛される品種も含めて、丈夫で良く咲くクレマチスを選び抜いて植栽しています。春は勿論ですが、それ以外の季節でもクレマチスを楽しんでいただき、よりクレマチスの良さを知っていただけたらと思います。

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