クリル Kuril

- 品種名
- クリル / Kuril
- 系統
- インテグリフォリア系(ディバーシフォリア系)
- 咲き方
- 下向き・一重
- 花びらの形
- 鐘型・4枚弁
- 花期
- 5月上旬~10月上旬
- 花の色
- 濃青紫
- 農薬散布の有無
- 香り
- 大きさ
- 4cm〜5cm
- 剪定時期
- 1月上旬・5月下旬・7月上旬・8月中旬
- 作出年
- 2014年
- 作出者
- 金澤美浩
- 作出国
- 日本(福島県)
育種家 関口さんのプロフィール

関口雄二(はなせきぐち)さん
有限会社はなせきぐち専務取締役 育種家 関口 雄二
クレマチスで著名な園芸研究家金子明人氏との出会いをきっかけにクレマチスの蒐集を始め、新旧問わず300品種以上を栽培・研究。
クレマチスの育種は学生時代から始めており、2025年時点で20種類の新品種を創出している。
低・無農薬で育つ丈夫な品種を作り出すことを目標としており、従来より長期間咲く新品種は愛好家からの評価が非常に高い。
クレマチスの他にシクラメンやオステオスペルマムの育種も行う。
父親で有限会社はなせきぐち代表の関口政行は世界で累計1億鉢の販売実績を誇り、オステオスペルマムの名をガーデニング界に広めたPW(プルーブンウィナーズ)ジャパンのオステオスペルマム’シンフォニー’シリーズの育種者。
ぐんまフラワーパークのクレマチスについて
クレマチスは古くから「つる植物の女王」と呼ばれ、バラと共にガーデンを彩る花として愛されています。近年では、四季咲き性が強く丈夫で、1年の間に2~3回咲いてくれる花が好まれるようになり、その希望を満たす品種も段々と増えてきました。ですが、やはりガーデニングの王様であるバラと比べてしまうと専門家が少なく、また専門家が監修する植物園はとても希少です。ぐんまフラワーパークでは、そんな希少な専門家とガーデナーが話し合い、新しい品種はもとより、突出した魅力で長年愛される品種も含めて、丈夫で良く咲くクレマチスを選び抜いて植栽しています。春は勿論ですが、それ以外の季節でもクレマチスを楽しんでいただき、よりクレマチスの良さを知っていただけたらと思います。
育種家 関口さんのコメント
ベル型(鐘型)クレマチスの中でも、断トツで病気に強い品種で
名花「篭口」を超えるものをコンセプトに開発された花。
インテグリフォリア系の中では群を抜いて強健で四季咲き性も強く、
切り戻した後でも、1カ月程度で再び次の花を咲かせてくれる。
またほんのりと香りがあるのも特徴。
名前の由来のクリルは親品種である千島ハンショウヅルから。
(千島列島のロシア語がクリル列島)
立ち枯れ病耐性:☆☆☆☆☆(非常に強い)
うどん粉病耐性:☆☆☆☆☆(非常に強い)